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2018年11月13日(火)
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No.1541
おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、 徒然…
少しずつ寒くなってきましたね。
すでに富士山は雪の帽子をかぶり、美しい姿を見せてくれています。
先日、関西方面からの帰りに美しい富士山を拝む事ができました。
もう冬も近いということが実感できますね。
雪を見ると思い出す歌があります。
私は、大学生時代に男声合唱団で歌を歌っていました。
いろいろな思い出がある曲の中に、
「雪明りの路」という伊藤整さんの詞に、多田武彦さんが作曲した組曲があります。
そのなかで最初に歌われる曲が「春を待つ」という曲です。
ふんはりと雪の積もった山かげから
冬空がきれいに晴れ渡ってゐる
うっすら寒く
日が暖かい
日向ぼっこするまつ毛の先に
ぽっと春の日の夢が咲く
しみじみと日の暖かさは身に沁むけれど
ま白い雪の山越えて
春の来るのはまだ遠い
12月、1月頃の景色でしょうか。
この曲で、最も神経を使うのが最初のフレーズ。
「ふんわりと」
でした。
「ふわりと」ではなく、「ふんわりと」なんですね。
「ふわりと」は、地上から浮かぶ様子で、「ふんわりと」は上空からゆっくりと舞い落ちて柔らかく積もった様とでも言えばいいのでしょうか?
この様子を表すための表現方法で、いろいろ苦労していたことを思い出します。
どうすれば、会場の雰囲気を一気に雪山の風景に見せることができるのか。
アカペラですから表現方法は声です。
そのときに改めて日本語の美しさ、表現の豊かさを知ることができました。
鼻濁音や、擬音語、擬態語、擬声語、擬容語、擬情語…
もう一度、日本語を大切にしていた頃の詩を読み返してみたくなりました。
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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