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2016年08月29日(月)

No.1019

おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、コンサルの現場から…

先日の事です。

あるクライアントで顧客に提出する提案書の会議に参加していました。
その顧客は、システムを一新する予定で数社に声をかけており、クライアントにも声がかかっているとのことでした。

会議では、提案の背景、顧客のProfile、提案システムの範囲、提案書の中身、スケジュール、価格と話が進んで行ったのですが、どうも気になるポイントが有りました。

その企業は、食品会社で直販サイトを立ち上げているのですが、そのシステムについての言及がなかったんです。

気になって、直販サイトにアクセスしてみると、少々使いにくそうですし、何よりその商品の付加価値が前面に出ていない、何やら普通のサイトでした。

そこで聞いてみると、経営層はこれまでの卸売りから直販サイトへの誘導も図り売上を伸ばしていきたいとのコメントもあったとのこと。
しかし、最近受注量が増加したためまずは販売・会計を先にして生産、仕入れ等のシステムをその後にというスケジュールが組まれています。

試しに、直販サイトでユーザー登録をし、買い物をしてみました。
かなり使いにくいシステムですし、何より先にコメントしたように非常に価値の高い商品であるにもかかわらず、それが解りにくいんです。

そこで、まずは販売・会計に手を付け、それに少し遅れて直販サイトのリニューアルを提案してみたらどうかということになりました。

で、先日やっと商品が送られてきました。
非常に効率の悪い梱包、カタログなども入っていないのでリピートオーダーもしにくい、お礼状のたぐいもない、残念な内容であったものの、商品のクオリティはとても高く、おいしく頂きました。

せっかく提案するなら、顧客を成功させるために何が出来るかを考えてみなければいけません。
そして、提案の場でそのことを伝えられれば、顧客へのインパクトも大きいのではないでしょうか。少なくともつかみのネタにはなりますよね。
これも顧客への愛だと思います。

皆さんも考えてみてはいかがでしょうか?

今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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