2017年01月11日(水)
No.1105
おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝はニュースから…
北米のインディアンポイント原発が、廃炉になるようです。
ニューヨーク中心部から約50Kmという距離にある原子力発電所は操業から40年を経過し、テロの標的にもなりうるということや、近くに断層があることが判明したことなども理由になっているようです。
そんな中、東芝がニュースになっています。
米原子力発電事業で、また減損損失を計上することになるようです。
その額はまだ確定していないそうですが、数千億円になりそうであるとも伝えられています。
ニュースによれば、東芝に対する銀行団からの融資残は既に8,000億円、その他7,000億円の融資枠が設定されているそうなので安心できそうではありますが、既に東芝の企業格付は投機的水準の“ダブルB“に引き下げられたりしていることから、状況としては良くないのは明白です。
粉飾決算問題から続く東芝の種々の問題の中で、ずっと解せない疑問があります。
なぜ東芝は原子力事業を残し、東芝メディカルを売却したのでしょうか。
東芝メディカルは、医療機器の製造販売では日本1位、世界4位、日本のCTのシェアの60%、エコーシステムの35%のシェアを持っていました。
売却額は6,655億円
これからまだまだ成長分野である、医療事業の分野のリーディングカンパニーを売却するという判断には疑念を挟まざるをえませんでした。
大きな損失を一時的に埋めるには、最も高く売れる事業を売却することが早道だったのかもしれませんが、将来の成長の種を手放した事による影響は計り知れないものがあるように感じます。
一時期担当していたアライアンスパートナーでもありますし、歴代の経営者に皆さんには多くのことを教えていただきました。
東芝の復活を期待しています。
今朝はここまで!
では、行ってらっしゃい!
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