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2017年05月10日(水)

No.1184

おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、ニュースから…

「東電のガス料金、東ガスよりも8%安く」(日経新聞)

ガスと電気の領空侵犯が止まりません。
自由化の波は、これまでお互いの領分を不可侵としていた平和な時代から、お互いの主戦場に殴り込む時代になってきました。

まずは、ガス会社が電力事業への参入で口火を切りました。
昨年4月、電力小売は完全自由化されて以来、東電は、東ガスに70万件以上の顧客を奪われていたようです。そこで東電も火力発電用に大量に保有する液化天然ガスを都市ガスに加工し供給するということのようです。

ただ、加工自体は東ガスに委託し、供給量に限度があるため、事業の本格化は18年度以降になるということのようです。

ただてをこまねいて顧客の流出を眺めているのではなく、対抗策を打ち対策を取ることは評価できます。

しかし、本当に価格だけで消費者は動くのでしょうか?

消費者が東電離れを起こしたのは、価格だけが理由だったと思いますか?

東日本大震災による福島第一原発の事故、その時の企業としての行動、原発不信による自然エネルギーへの関心の高まり…

理由はいろいろあります。

オール電化を推進し、器具を販売し、電気の消費量をあげ、原発を作り電気を生産し供給するというシステムにうんざりした人も多いのかもしれません。

今やらなければならないのは、ガス事業への参入ではない気がします。

視点を変えると、総合商社の丸紅は世界各地で発電所を70ヶ所運営しています。
その総発電量はすでに中国電力のそれを上回っている状況です。

発電と配電が分離され、事業参入がしやすくなったことも背景にはあるでしょうが、もっと根本から見直す必要もあるのかもしれませんね。

今日はここまで!
では、いってらっしゃい!
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