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2017年06月27日(火)

No.1218

おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、ニュースから…

ずっと気になっていたタカタ(TAKATA)の状況ですが、民事再生法の適用を申請したというニュースが有りました。

タカタといえば、自動車の安全部品の世界においては、日本を代表する企業です。

シートベルトでも、エアバッグでも、世界シェアが約20%有りました。他にはチャイルドシートなども提供していましたので、まさに自動車でのもしもに備える部品を世界中に提供していた企業です。

特に国産車のシートベルトはすべてがタカタ製ではないかと思うほど圧倒的なシェアだったと思います。

そんなタカタが一躍注目を浴びることになったのが、エアバッグで膨張ガス発生させるインフレータという部品の不具合で死亡事故等が発生したことでした。

日経によるとエアバッグのリコール対象となる搭載車は1億台以上、総額は1兆円を越えると試算しています。

すごい数字ですね。

そんなタカタの再建の枠組みですが、健全な事業と悪化した事業を分離するところから始まるようです。
つまり、エアバッグのインフレーターの後処理をする会社と、エアバッグの組み立て、シートベルト、チャイルドシートの事業です。そして、健全な事業を売却し、国内の雇用や工場は維持するというもののようです。

部品として採用されることには多くのメリットが有ります。
完成品が売れることで自動的にビジネスが拡大していきます。
勿論、部品を複数社に供給していれば、市場の拡大は間違いなく事業の拡大につながっていきます。そこには、絶え間ない技術開発があり、それを怠ると採用が見送られ、一気にビジネスは縮小します。

今後、中国・寧波均勝電子傘下の米キー・セイフティー・システムズ(KSS)が設立する新会社に事業を譲渡するということで、新たなスタートを着ることになりそうです。

新会社には希望を譲渡することで成長を促し、整理会社は粛々と企業としての責任を果たす。

厳しい現実ですね。

今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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