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2017年09月06日(水)

No.1259

おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、ニュースから…

「ひとみ」運用失敗、NECが5億円支払いへ(日経)

ある意味ショッキングなニュースです。

「ひとみ」
覚えていますか?

昨年2月に打ち上げが成功した、X線天文衛星でした。
このプロジェクトは国際協力ミッションで、アメリカ、ヨーロッパ、オランダ、カナダなどの宇宙関連機関や国内、海外の50を超える研究機関、180名の研究者がプロジェクトに参画したものでした。

日本の負担総額は310億円。

しかし、打ち上げ成功、衛星切り離し約1ヶ月後に姿勢制御系の不具合により通信を途絶、その1ヶ月後には復旧を断念したそうです。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)が運用を断念した「ひとみ」のシステムを開発したNECのプログラム不備が運用断念につながったとして、裁判になっていたものでした。

本件について、NEC、は5億円の支払い調停ついて受け入れることになったというのがニュースの内容なのですが、JAXAはNECの責任を訴えながらも、
「人間が作業する部分に誤りがあった。それを検出できなかった我々の全体のシステムにより大きな問題があった」
とした4月の謝罪コメントに一連の課題があるように思います。

システムなど作業が絡む部分には、人が関わる限り何らかのミスが入り込む隙があります。
それを、何重にもテストや検収作業などをすることで出来る限り排除する努力をします。

300億円を超えるプロジェクトですから、そこに関わる企業にもそれなりの責任がかかる気もしますが、契約内容に謳ってない限り、1民間企業にその負担を強いるのはかなり酷なことではないかとも感じました。

今後このようなことがないように、体制や、検収、テストなどの見直しを徹底することが重要であると考えさせられました。

今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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