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2018年01月17日(水)

No.1343

おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝はニュースから…

2017年の全国企業倒産件数に関するニュースが出ていました。

「17年の企業倒産件数、27年ぶり低水準 8405件、東京商工リサーチ」(日経)

景気が上向いているということでしょうか。
血液である金融機関の融資が積極的だからでしょうか。
9年連続での減少だそうです。

正確に知りたくて東京商工リサーチのレポートを見てみました。

月次ベースで見てみると、少々景色は違うようです。

月次ベースでは、2017年3月以降前年同月比、増加と減少を交互に繰り返しているということ、10月には6年3ヶ月ぶりに2ヶ月連続で増加したとの情報もありました。

確かに、禁輸期間が中小企業のリスケ要請に積極的に対応しているということや、上向きな景況と言うのも有りましたが、少し詳細に見てみると状況は変わって見えてきますね。

もう少し詳細に見てみると、
東京、大阪、兵庫が8年ぶりに増加、愛知が6年ぶりに増加に転じているということ、
神奈川も2年連続で増加になっているという大都市圏で増加傾向に転じているというのも気になります。

ということは、今後地方にも影響が出てくるような気配も感じます。

業界もサービス業の倒産が目立つということですので、個人消費の影響が大きいのか、大資本により地方消費のモデルが崩れて来ているのかもしれません。
つまり、大きなマーケティング施策を打っている企業に消費が流されている可能性も感じます。

負債総額が57.8%増加したのはタカタ(1兆5000億円)の影響で、全体の約50%を占めていますのでそれを除けば少し減少している感はありますが、負債1億円未満の件数が全体の約75%を占めているのも気になります。

いわゆる小規模倒産が増えているという景色です。

表面上良さそうなニュースも、よくよく見るとそうでもないということはよく有ります。

情報ソースをしっかり見ないとわからないものですね。

今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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