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2018年09月10日(月)

No.1498

おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、ニュースから…

こんなコラムを見つけました。
「大塚家具はニッポンの企業社会の縮図か」(日経)

大塚家具が迷走しています。
前経営者の父親から経営券を奪取した娘の久美子氏。
高級家具路線から低中価格帯の買いやすい家具への方針転換を図りました。

結果どうだったでしょうか?

ニトリやイケアのような店舗を指向したものの客足は伸びず、赤字が続いています。
記事ではこうあります。
「小売の世界ではネットでもリアルでも、ここでしか得られに購買体験、ブランドの世界観が消費者から指示を集める…」
「近代的な経営を目指そうと大塚久美子社長は社外取締役を充実し、コーポレートガバナンスの強化に乗り出した…」
とても重要なポイントだと思います。

大塚家具のブランドイメージはどのようなものだったのでしょうか?
コア・コンピタンス=圧倒的優位性はなんなっだのでしょうか?

かなり昔の話ですが、大塚家具で買い物をしたことがありました。
テレビCMを見て、大規模な店舗、いいものを置いているという情報で行って見ました。
入店時に、担当がついて店舗中を案内してくれ、探しているものもスムーズに見つかりましたし、いくつかの価格帯のものを比較して見せてくれ、選択できるような販売をしていました。
高額ではありましたが、満足いく買い物ができたと思います。

大塚家具のブランドはそれだったはずです。
単に家具を並べ、顧客が自分で選択し購入するようなものではなく、せっかく買うならいいものを十分に吟味して納得して買いたいという購買層はいるはずです。
それが大塚家具に行けば体験できるのが重要であったのではないかと思います。

販管費を下げるため、広告費を削減し、価格帯を下げ、他社がひしめくレッドオーシャンへと攻め込むには、差別化要素がなさすぎた気がします。

別記事でも、大株主が大塚家具の株式売却に動いていると言うのがありました。
アメリカの投資ファンド、日本生命…
両社とも親子対立の際には久美子社長を支持していたのだそうです。

事業継承は非常に難しいものです。
企業の軸になるものがなんなのかを見失わないようにすることが重要なのかもしれませんね。

今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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