2018年10月03日(水)
No.1513
おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は本庶佑京大特別教授のノーベル医学・生理学賞の受賞についてです。
素晴らしい成果を残しているにも関わらず、まだまだ受賞していない科学者のみなさんがいらっしゃるということを認識する事を認識するいい機会になりました。
私は、母や叔母、従姉をがんで亡くしています。
特に母は肺がんで、両方の肺に腫瘍が見つかったことで手術ができず、保存療法を行っていました。そんな中、イレッサという特効薬が出たということを知り、それに飛びつこうとしたものの、重い副作用がでる可能性を知り、適用をやめたことがありました。
抗がん剤も、いろいろな抗がん剤を試しました。
そのたびに一喜一憂。
結局進行を止めることはできませんでした。
2015年に免疫チェックポイント阻害薬のオプジーボの肺がんへの適応拡大が承認されました。
これまでとは、全く異なる考え方の療法は、これまで治療法が見つからずにいた患者や家族にとっては、一縷の望みとなっているはずです。
まだまだ、すべての患者に効果があるわけではないようですが、これから研究が進むに連れ、新たなブレイクスルーが起こる予感もします。
とても期待しています。
ともあれ、本庶先生のインタビューを見ていて思ったことは、研究者の根底に流れている”好奇心”と”鵜呑みにしない”ということでした。
教科書や論文に書いてあることを鵜呑みにするのではなく、疑問を持つこと、自ら調べ探求すること、そして何事にも好奇心を持つこと。
とても重要なことだと思います。
研究者ではなくとも、私達ビジネスパーソンであっても、何事にも疑問を持つことはとても重要なことです。
言葉は一定の意味を持ちますが、温度感や解釈は個人個人で異なるものです。
何事にも興味を持つこと=好奇心を持つことが経験値を増やす早道であることは間違いありません。
ただ、残念なのが日本にはまだまだ基礎研究をする研究者が自由に研究ができる環境が少ないということです。
科学立国を標榜しても、現実に環境が整理されていないということは、危機です。
これからの取組みに期待しています。
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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