2018年10月17日(水)
No.1522
おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、 ニュースから…
台風の影響がこんなとこまでという感じです…
「季節外れの桜開花相次ぐ 全国で350件 台風の塩害が影響か」(Weather News)
なんと、全国でソメイヨシノが咲いているそうです。
それも台風の影響で!
なんで今頃というところですが、記事ではその仕組まで解説してありました。
それがとてもおもしろかったので、コラムにしてみました。
まず最初に、桜の花芽がいつ頃作られるかということです。
桜の花の芽は、春が近くなると少しずつ作られていって、蕾になって春に花が咲くのだと思っていました。
しかし、花芽が作られるのはなんと7月〜8月なんだそうです。
4月に散った桜は、すぐに次の花芽を作るんですね。
これが1つ目の驚きです、
で、普通は花芽ができれば、まだ温かい時期である9月〜10月に花が咲いても良さそうなんですが、なんとそこには、また別の仕組みがあるとのことです。
それは、アブシシン酸という植物ホルモンの一種の働きです。
アブシシン酸は、植物の成長を抑制する機能があるそうで、花芽の付け根ついている葉から花芽に送り込まれ、気温が高くても花を咲かせないんだそうです。
この時期に花が咲いた理由は、アブシシン酸を放出していた葉に台風の影響で巻き上げられた海水が付着、塩害の影響で葉が落ちることで抑制機能が働かなくなったということで、20度を超える気温の高い日に影響され花を咲かせてしまったということです。
ね、面白いでしょ?
で、なんのためにアブシシン酸が存在するのかも少し調べてみました。
すると、「未熟種子の発芽を抑制し、種子成熟が正常に行われること」に必要な物質であるとのことです。
つまり、種子を成熟させるためには、必要なホルモンなんですね。
これって、植物だけなんでしょうか?
正常に成熟するまで開花させないような機構は、他にも必要なのかもしれませんね。
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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