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2019年04月04日(木)

No.1630

おはようございます!
ストラコム 坂本です!
今朝はニュースから…
流通小売業の再編は一通り終わったかと思っていたのですが、新しいM&Aが始まっていますね。
小売業態は、大きく分けると、自社製品のみを展開している店舗。
セレクトショップのように、自社のコンセプトに合わせた志向のものを取り揃えている店舗。
百貨店のように自社のテナントとして、小売やメーカーを入店させている店舗。
EC ショップなどもそのモデルですね。
スーパーのように、ナショナルブランドと、自社展開もの、OEMものなどを取り揃えている店舗。
いろいろな形態があります。
専門店は、その特徴は出しやすくても、顧客視点で見ると、モノの視点になってしまい、コトの視点では単発になりがちで、なかなかTrafficやVisit数を増やすことに苦労しているようにも感じます。
集客ー購入ー物流といった流れで見ると、集約した方がトータルボリュームは大きくなりますよね。
実店舗の場合、物流は大物の取り扱いがない限り、あまり関係なにのかもしれませんが、ネットショップの場合は大きく関係します。
物流コストの占める割合は、とても大きくなります。
で、このニュース。
”ヨドバシ、アウトドア用品店「石井スポーツ」買収”(日経)
家電量販では、同業他社を買収し、店舗数を増やし、販売数量を増やし、売り上げを増やす。そして大量に仕入れることで原価を下げるという手法を取ってきました。
また、家電を売る目的で、2011年にヤマダ電機が住宅メーカーのエスバイエルを買収したこともありました。
リフォーム事業に各社が参入したのも、スマートホーム化や家電を売ることを考えていたと思います。
しかし、ここにきて少し様相が変わってきています。
2017年にビックカメラがウェブマガジン運営会社のWILBYをEC事業強化を図る目的で完全子会社化したことがありました。
今回のヨドバシの石井スポーツ買収は、EC比率を上げることを目的と考えれば、店舗を箱と捉えた時に、家電だけではなく、酒類や生活雑貨と同様にスポーツ用品を品揃えとして持つことはとても重要なポイントではないかと思います。
なにせ、各社自社物流モデルを模索していますので、既存の物流を効率的に活用するという視点からしても、大きな一歩でしょう。
これを行なったのが、家電業界でもEC比率の高いヨドバシですから、今後どのような展開になるのか、見守りたいと思います。
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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