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2019年07月30日(火)

No.1706

おはようございます!
ストラコム 坂本です!
今朝はニュースから…
Financial Timesにこのような記事が出ていました。
「京アニ放火事件が映す日本社会の変化」(FT)
記事では、最近の日本の犯罪の傾向について分析、解説しています。
動機について、
「日本で起きている大量殺人には、個人主義が広がって多様化が進み、格差が広がっている社会の深い部分での変質を映す新たな特徴がある」
としています。
このコラムでも、以前から日本社会にはびこる個人主義=自分勝手な論理を展開して自分を正当化する傾向があると指摘してきました。
日常生活の中でも見ることができます。
スマホをみながら歩いてきて、他人にぶつかっても睨みつけてきたり、音楽をイヤホンで聞くことで、周りのことに気づかないふりをしていたり、自分の行動を正当化し、言い訳する理由を作っている気がします。
ネットでもそうです。
匿名ではいろいろな意見をするものの、そこには責任感のかけらもないただの持論の展開であったり、なにかターゲットを見つけると、ネット上で他人を扇動して集団で攻撃したり…
ネットが標準的なコミュニケーションのインフラになることでコミュニケーション量が増えているようで、実は双方向のコミュニケーションは成立していない気がしてなりません。
記事では、「日本のネット掲示板には悪意が渦巻いている」とも表現しています。また、「暴力に訴えればどんな事態に陥るかを想像できない大人が生まれている」ともありました。
想像力が弱くなったのでしょうか、自己主張は強いものの、その自己主張がどのような結果を招くのか、感情先行で自分の意見をまず他角度に分析することができなくなっている気がします。
記事では「安全で調和し、コミュニティ意識が高いことが誇りだった日本社会を改めて分析する動き」と表現していますが、「安全で調和」は「自分の意見を言わない」とも取れますし、コミュニティ意識の高さは、「村八分」という言葉にも繋がります。
日本人、日本社会が変化する中で、一気に逆に振れているのかもしれませんが、成熟しているようで未成熟な日本社会であるということを認識することも必要なのかもしれませんね。
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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