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2019年10月30日(水)

No.1763

おはようございます!
ストラコム 坂本です!
今朝はニュースから…
2016年に国民投票を実施、僅差でEU離脱を決めたイギリス。
それから、多くのうねりがありました。
そもそも、EU各国からの移民が多かったり、EUの中にいると、いろいろなことが自国の論理だけでは決めることができません。
移民が増えるとイギリス国民の働く場が奪われ、失業率が上がる。
それを抑えるような法律を作ろうとしても、EU各国の賛成がなければ決められない。
貿易も然り。
自分たちでできるのに、EU各国の全体の意見によって交渉をしなければならない。
などの意見が根底にあるようです。
しかも、イギリスはEUの中でも異例のポンドを通貨として持っています。
他のEU諸国はユーロを使っているのに、花柄のコントロールは自国で行っています。
経済大国でもあるイギリスの中でも大英帝国時代のプライドもあるのかもしれません。
しかし、逆にEUを離脱することで、関税の問題や、北アイルランド紛争の再燃なんていう可能性も出てきますよね。
また、EUにいるということで、多国籍企業の中にはヨーロッパの拠点や主力工場をイギリスにおいていたというのも多くあると思います。
それが、EUから離脱することになると、イギリスからEU各国に出荷すると関税がかかり、メリットが無くなってしまいます。
なので、各企業も拠点をイギリスから移動させる方向に動いているところもあるようです。
結果、雇用が減少する可能性もあります。
いろいろな課題が見え隠れするこの問題。
”英議会「12月総選挙」有力に 労働党が一転賛成”(日経)
「合意なき離脱」とか「離脱期限」とか多くの課題で機能不全に陥っていた英議会が、EUによる離脱期限の3ヶ月延長により、年内の総選挙で最終判断をしようという事になりそうです。
イギリスでは、保守党が議会の過半数を持っていません。
しかも、第二党の労働党並びにその他少数野党の合計でも過半数を超えません。
なので、無所属の議員を引き入れた陣営が勝利する構図になっています。
そこで、保守党は総選挙を実施して過半数を握り、その後の離脱に向けた議会運営を有利に進めようとしているんですね。
しかし、必ずしも勝てるとも言い切れないのが今のイギリスの状況ですから、ある意味賭けに出たということでもあると思います。
12月に実施予定の総選挙。
目が離せません。
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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