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2019年12月03日(火)

No.1786

おはようございます!
ストラコム 坂本です!
今朝は徒然…
最近のニュースですごく気になるのが、未成年者誘拐に関するものです。
ここのところ、注目されているせいか、急に増えてきているように感じます。
というのも、ニュースの報道を見ていて、どの事件の話をしているのかが、わからなくなっているくらいに同時多発的に感じています。
感覚的にはとても増加している気がしたので、警察庁の犯罪統計でーたを 見てみました。
すると…
未成年者の誘拐事案の数が平成30年に一気に増加していました。
その増加率は平成29年度比で約1.5倍です!
件数では、高校生の誘拐事案認知件数が42件から59件と約1.4倍に。
小中学生の誘拐事案認知件数が90件から144件と約1.6倍になっています。
もっと詳細に見てみましょう。
誘拐事案の中で、略取誘拐とわいせつ目的略取誘拐と分けられているのですが、増加しているのは、わいせつ事案でない方の略取誘拐なんです。
略取誘拐の小中学生の被害数は、平成30年は前年比約1.8倍の111件
それに対し、わいせつ目的の略取誘拐は約1.2倍の33件にとどまっています。
この傾向は高校生にもあります。
略取誘拐の平成30年は前年比約1.8倍の48件
それに対しわいせつ目的の略取誘拐は前年比65%の10件に減少しています。
このデータから、何が見えてくるのか…
未成年者の略取誘拐の構成要件は、
「未成年者の自由を奪う」「保護者の監護権を侵害する」ということになっているようです。
つまり、未成年者が同意していたとしても、保護者の監護権を侵害しているため、略取誘拐が成立します。
親告罪ですので、被害者、保護者からの告訴がなければ公訴要件にならない犯罪ですが、刑法犯であることは間違いありません。
つまり、未成年者が成年者と直接コミュニケーション(つながる)できるツールを手にしたことで、この犯罪が急に増えてきたとも思われます。
成人側にどのような意図があって、匿ったり、自宅に連れこんでいたりしたのかわかりませんが、
「自分の居場所を確かめたい」
「自分の存在意義を考えてしまう」
「ただ話を聞いてほしい」
といったことがメッセージを送るきっかけになり、それに成年者が反応しているといった構図なのかもしれません。
略取誘拐からわいせつ目的に変わることは、残念ながら十分考えられます。
それを回避するためにも家庭内や地域などでのコミュニケーションの重要性が増しているのではないでしょうか?
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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