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2019年12月13日(金)

No.1794

おはようございます!
ストラコム 坂本です!
今朝は ニュースから…
家電量販店については、このコラムでも再三取り上げてきました。
一時の家電の安売り合戦から方向性を変化してきました。
個人から法人需要へと展開し、法人営業を充実。
これまで建築の付帯品や、メンテナンスの範疇になっていた法人向け家電の需要にまで手を伸ばしてきました。
一方で、家電を売るための環境整備として、リフォームや住宅産業に展開。
オール電化の住宅や、リフォームによる家電の買い替えの需要を掘り起こしてきました。
最近では、ECへの参入が激しくなり、商品も家電に限らなくなり、家電量販店というよりは、
店舗では家電を中心に、ネットではAmazonに対抗するような何でもあるECサイトへと転化してきています。
そんな中このニュースです。
「大塚家具、ヤマダ電機傘下に 家具・家電で相乗効果」(日経)
今年7月にコラボ店舗を開いた大塚家具とヤマダ電機。
そこでの売れ行きが良かったのでしょうか。
とうとう、ヤマダ電機が大塚家具を傘下に入れました。
高額商品を売ることで成長してきた大塚家具は、市場の環境の変化や、低価格帯の家具等に押されて業績が低迷。お家騒動の後も業績浮上策が当たらずに低迷していました。
それに伴い財務体質も悪化し、資金繰りにも影が落ち始めていたところでのヤマダ電機により経営再建を目指すようです。
家具と家電の相乗効果を狙ってのことのようですが、市況は好況持続のようで、実際はそれほど需要自体が増えているようには感じません。
逆に、オリンピック後の景気後退を懸念する声のほうが大きくなっているように感じます。
ヤマダ電機は安い価格で市場を席巻してきました。
一方大塚家具は高価格路線です。
それを無理やり低価格に切ろうとして、中途半端な状況に陥り、現在の業績悪化を招いています。
ヤマダ電機の戦略次第という観はありますが、今回の決断が吉と出るか凶とでるか、見守っていきたいと思います。
今週はこの辺で!
では、いってらっしゃい!
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