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2019年12月16日(月)

No.1795

おはようございます!
ストラコム 坂本です!
今朝は ニュースから…
気になっていた英国の総選挙ですが、結果が出ましたね。
保守党の大勝に終わりました。
これでこれまでEU離脱に対し、多くの懸念を払拭できずに空転していた英議会もこれにより一気にブレグジットへと向かうことになるでしょう。
英国はご存じのように、4つの国から成り立っている連合王国です。
イギリス、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドが同一の王家を中心として成り立っています。
なので、国家名には、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」となっていますよね。
今回の選挙でも、各地域(国)によって明暗がわかれています。
全体で議席数を大幅に伸長したのは保守党でした。
318議席から47議席増やして、365議席、約15%伸長しています。
が、同様に伸長したのが、
スコットランド国民党で35議席から13議席増やして48議席、約37%伸長しています。
北アイルランドでは、英国領としての維持を支持している民主統一党が、2議席失い、北アイルランドの社会民主労働党が2議席増。これによって、民主統一党は過半数を失い、北アイルランドは英国ではなく、アイルランドとの統一の動きが増す可能性もあります。
なかなか一筋縄では行かない気もします。
そんななか、こんな記事を見つけました。
「Brexit 英国自動車産業のたそがれ」(日経)
記事では、英国のEU離脱によって起こりうる自動車産業の影響、完成品メーカーの動きについて書かれていました。
現在、英国はEU加盟国ですので、EU圏内であれば関税がかかりません。
EU圏内であれば、人の往来もほぼ阻害されるものは無いといえます。
そこで、製造各社は英国に各社のEUにおける本社をおいたり、製造拠点や、部品メーカー、工程の一部を英国で行っていました。
それが、英国がEUを離脱することになると、国をまたぐことになりますので、関税がかかってくる可能性があります。
また、輸出入には、一定の時間がかかりますので、サプライチェーンの中に組み込んでいると、その通関手続きにかかる時間がサプライチェーンに影響を与える可能性もあります。
これらの工場があることで、EU加盟各国から英国に労働力が集まっていました。それによって英国国民の雇用不安がある。雇用を奪われているということは、ブレグジットの大きな原動力になっていました。
では、EUでなくなったとき、英国に進出していた各企業はどうするでしょうか?
たとえば、英国から脱出し、他のEU加盟国に移動する事が考えられます。
そうすると、移民が減ると同時に、産業がなくなることで雇用が減ることになるのではないかと、懸念されますよね。
まだまだ、EUと英国の貿易に関する条約がどの様になるかは、わかりませんが、EU各国からすると、あまりいい気持ちはしないでしょうね。
そもそも、EUに加盟していてもユーロを使わず、ポンドを使い続けていた英国ですから、、、
さてどうなるのか。
まだまだ目が離せません。
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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