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2020年01月07日(火)

No.1806

おはようございます!
ストラコム 坂本です!
今朝はニュースから…
昨日も書きましたが、昨年大晦日の夜、ビッグニュースが列島を駆け巡りました。
レバノンからのゴーン被告の声明。
なぜ?
どうやって?
15億円の保釈金はどうなる?
レバノンとの犯罪人引渡し条約は?
「ゴーン被告脱出 関空、保安検査義務付けなし 自家用機施設の盲点突く」(産経)
時間が経つにつれ、少しずつ状況がわかってきました。
しかし、お金さえあれば出国手続きなしに出国できてしまうんですね。
スパイ映画さながらの今回の事件。
ゴーン被告がどのような主張をしようとも、不法に出国したことは、出入国管理法違反に問われるはずです。
保釈条件に違反したのですから、15億円の保釈金は没収される見通しです。
レバノンとの犯罪人引渡し条約はありません。
日本の司法制度に対する不信が根底にあるようですが、自分の有罪を回避することができないとの考えから、罪を逃れるためには国外逃亡しか無いと判断したもののようです。
どんなに罪を重ねようとも、出国さえしてしまえば日本の法律の影響は受けません。
そもそも出国チェックの甘いプライベート機を利用し、
かつ日本の空港の中でも特に保安検査の甘かった関空を利用し、
X線装置に入らない巨大な大きさの音響機器を入れる箱の中に隠れ、
機長や乗務員を抱き込み、
中東の対立する2国に渡航する必要が生じた場合用に発給される2通目のパスポートを手元に保持し、
トルコには入国せずに、正規のフランス旅券でレバノンに入国、
レバノン政府からみたら合法的な入国をしたと言える状況を作る。
隙がありません。
では、弘中弁護士の視点ではどうでしょうか?
裏切られた。
という気持ちでしょうか?
数々の無罪判決を勝ち取ってきた弘中弁護士。
今回のゴーン被告の弁護では、弁護もなかなか困難な状況にあったとは思います。
その中で、多くの条件をつけながらも保釈を勝ち取り、ある程度ゴーン被告に自由を与えていたことは弘中弁護士の成果でしょうし、それがこのような結果を招いた可能性はあるでしょう。
しかし、弘中弁護士が十分な管理をしていたにも関わらず、ゴーン被告が勝手な手段を使って出国したのですから、被害者であるとも言えます。
また、裁判で無罪を勝ち取れなければ、弁護してしては黒星になったのかもしれませんが、それが回避できたと思えば、保釈を勝ち取った優秀な弁護士であるという印象しか残りません。
さて、今日の午前中には声明を発表するとされるゴーン被告。
どのような主張を展開するのでしょうか…
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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