2016年02月16日(火)
No.895
おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、コンピュータ業界徒然の2回目です。
ネットワークの進化は特にLocal Areaで起きます。LANですね。
IBMは、TokenRingというLANがロスも少なく効率のいいネットワークであるとして顧客に推奨していました。他社は、EthernetというLANの方がコストも安く導入しやすいとして提案していきました。
まぁ、それはさておきLANの進化・高速化は、クライアントパソコン内での処理を加速し、再び分散処理が陽の目を見始めました。
サーバーは、小さく導入し、処理の増加に対応できるようなシステムへと変わっていき、スケールアウトとかスケールアップとかいう言葉が出てきました。
処理量に応じて使うCPUの数を増やしたりできるのがスケールアップ、サーバーの数を増やしあたかも1台のように見せて処理するのがスケールアウトと言った具合です。
より複雑になっていくシステムに顧客もメーカーやSIerに提案を依頼することになっていきます。
ここまできて何か気づきませんか?
それは、どのような処理、どのような構造にすることが効率的かということがシステム部門の仕事になっていることがほとんどだったんです。
しかし、企業にとって重要なのは、システムではなく、そこから得られる効果=利益なんですね。
勿論、何をするかは顧客が決めて、ベンダーはそれをどう作り、どう提供するかを提案するというモデルが成り立っていればいいのですが、顧客は自社の所属している業界のことは詳しくても、他の業界のことについてはそれほど詳しくありません。
ベンダーの人間だからこそ、他の業界での成功事例や、先進的な事例を知ることが出来ます。
身近にいるコンサルタントであるという意識を持つことが付加価値となります。
仮想化やクラウド化はそこにフォーカスを当てるいい機会になりました。
どのような処理モデルではなく、何をすべきかを考えることが企業にとっては重要なんですね。
提案型の営業に必要なのは、顧客が求めているもの=目的は何かを知ることができるスキルです。
あんなシステム、こんなシステムというのは、手段でしかないんですね。
今朝はここまで!
では、行ってらっしゃい!
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