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2016年02月22日(月)

No.899

おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、新聞記事から…

エンゲル係数ってご存じですか?
むかし学校で習った記憶はありますよね。

消費支出に占める食費の割合をエンゲル係数といいます。
食費は、生きていくのに必要な支出であるため、その割合が高いということは他に使う事ができないことを表しています。つまり、豊かな生活をおくれていないということですね。

では、日本人のエンゲル係数はどのような傾向になっているのでしょうか?

新聞によると、1985年が27%程度合ったエンゲル係数が、2010年頃には23%程度まで下がってきていました。
その間消費支出は1994年を境に減少してきています。
つまり、消費支出が減少しながらもエンゲル係数が減っているということは食費が下がってきているということですね。

それが2015年に異常な動きをしています。

消費支出は変わらないまま、エンゲル係数が急上昇して25%になっているんです。(日経MJ)

なぜなんでしょう。

確かにここ数年、食費は下がり続けました。
牛丼の値段にしても、ハンバーガーにしても惣菜やお弁当でも、かなり安い価格で手に入れることが出来ました。

しかし、そこで出てきたのが食の安全に関するニュースです。

ここ数年で食の安全に関するニュースが多く報じられました。
偽装や賞味期限切れ、農薬や製造工程でのトラブル等です。

口に入れるものですから、それの安全は担保されなければならないということも有り、高価でも安全な食品に対する注目が集まったとも言えるでしょう。
また、消費量の少ない高齢者世帯が、デパ地下などで販売されている高価な惣菜を購入し家で食べる中食を指向しているというのもあるようです。

いずれにしても、何か変化が起こっているのは間違いありません。
状況を観察してみようと思います。

今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!


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