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2016年02月24日(水)

No.901

おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、季節徒然です。

私はこれまで労働組合のない企業で働いてきました。
そこで何の違和感もなく生活をしてきたのですが、この時期になると春闘という言葉が気になります。
それは、日本企業の景気と先行き感を見る指標としてなのですが、実際に自分が関わったことがないために実感がありません。

たとえば、春闘でよく言われている統一交渉という仕組みです。
経営者側から労働者側がベア(ベースアップ)を獲得するために、同じような業種内での横並びの交渉で獲得の可能性を広げるという戦術としては理解できるのですが、各企業で業績も異なりますし、事業活動の方向性や研究開発の実績も異なるのになぜ統一交渉ができるのかということについてなんです。

昨日のニュースで、「電機連合、東芝離脱で揺らぐ統一交渉」という見出しが目に止まりました。
電機メーカーでも、企業によって業績には大きな差があります。
特に先行き不透明な時代です。同一水準での回答を引き出すこと自体が困難になってきているはずです。

そもそも、労働者と経営者とで信頼関係はどこまで存在するのでしょうか。

企業経営を支えているのは労働者という人材です。
私は、労働者はその能力を最大限発揮し企業の継続発展に寄与することが求められると考えています。
勿論経営者は、その責任、成果や努力に対して対価としての報酬等を提供しなければならないはずです。

経営者側の期待値と労働者側のスキルに差があり期待に応えられなければ別の仕事を探すことも必要でしょう。
しかしこれは単に能力の有無ではなく、企業の方向性に対して適しているかどうかということです。

職種別や職能別の労働組合とか、企業別労働組合とか、労働組合にはいろいろな形態があります。
労働者の権利を守ることが目的であると思いますが、同じ尺度で図ることが労働者の権利を守ることになっているのでしょうか。
努力しても、しなくても同じように権利が保護されるものでも無いと思います。
決して組合自体を否定しているわけではありません。
仕組みが未成熟な時代に、労働環境や労働者を守るためには無くてはならない存在で合ったと思います。

システムの発達や、欧米型の管理制度が導入されることで個人の行動がよく見えるようになってきました。
それに伴い、それぞれの生き方や、個人の目標など”個“が尊重されるようになったことはとても良いことだと思います。

かたやブラックと言われる企業が多く存在しているというのも大きな問題です。
仕組みや社会制度を見なおすことで、個人が正当に評価される、人が企業にとらわれずにその価値を最大限に発揮できる環境を作らなければ、グローバルで戦っていくことができなくなるのではないでしょうか。

難しい問題ですね。

今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!


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