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2016年07月15日(金)

No.996

おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、コンサルの現場から…

企業にとって、売上、利益を上げることはとても重要な事です。
勿論、単純に売上を上げても、その売上から売上原価や販売管理費を引いた残りである営業利益が上がらなければ、企業は生き残ることが出来ません。

ここで重要な指標があります。

売上高営業利益率です。

企業は売上高営業利益率を増やそうとKPIを設定することが多くあります。

しかし、過度に売上高営業利益率を追いすぎるために、経費を極限まで減らしたり、値引が伴う案件については営業活動を積極的に行わないこともありがちです。

売上高営業利益率を上げるためには売上が減っても構わないという管理部門があることも有ります。
信じられないでしょうが事実です。

なぜなら、彼らはそれを指標として与えられているからです。

経費を減らすことが悪いわけではありません。
無駄に使っている部分は多くあります。
また、重複していることや、効果や目的が明確で無い経費があるのも事実です。
しかし、将来のために重要な経費も多くあります

値引もするべきと言っているわけではありません。
付加価値がある商品やサービスであれば、値引をせずに販売することも出来ます。
行き過ぎた値引は商品やサービスの価値を下げてしまうこともあります。
しかし、次の大きなビジネス機会を得るために必要な値引も中には存在します。

そして、経費を使わなければプロモーションも、販売施策を実行することも出来ません。

もう1つ、販売管理費以外に見落としてはいけないのが、製造原価、仕入原価といわれる売上原価です。

いいものを作るには、製造原価が高くなることも有ります。
いかに低価格で高機能のものを作るか、そこにはイノベーションが必要なことも有ります。

また、まだ世の中に出ていないものを開発し販売するにはプロモーションも必要です。
いかに低価格で効果の高いプロモーションとは何かを考えることも重要な仕事です。

単に売上原価を下げることができれば、売上総利益が上がり、同額の販売管理費がかかっていても、売上高営業利益率は好転します。

企業はひとつの部門だけの努力で利益を上げているわけではありません。

多くの部門が協力し、企業を継続、成長させていることを忘れてはいけないんです。

今週はこの辺で!
では、いってらっしゃい!


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