2017年11月09日(木)
No,1301
おはようございます!
ストラコム坂本です!
今朝は、ニュースから…
先日もコラムに書きましたように、慢性的な人手不足は物流業界だけでは無いようです。
いよいよ、日本版ファストフードの牛丼チェーンでも人手不足による値上げの記事です。
「すき家、牛丼値上げへ 深刻な人手不足で」(日経)
これまで牛丼チェーンの値上げといえば、原材料費の高騰によるものでした。
夜間の人手不足で、いわゆるワンオペなどの禁止があったり、24時間営業が厳しい時期もありました。
しかし、人手不足で値上げというのは初めて聞いた気がします。
勿論、ファストフードに限らず、24時間営業のコンビニやファミレスなどでも人手不足に陥っているのは間違いありません。
ヤマト運輸に始まった、総量規制並びに物流費の値上げは、物流企業だけではなくいろいろな業界に波及していると言えるでしょう。
給与に比して労働時間や労働環境が悪いというのが人が集まらない理由であれば、
給料を上げる=物流費を値上げする
労働時間を減らす=総量規制を行う
労働環境を改善する=配達時間を調整する
ということで解決の道を探っていると思われます。
ファストフードでは、人手不足で料金値上げということですから、給与での対応を意識しているのかもしれません。
サービスは無料という意識の高かった日本の消費者ですが、IT業界では随分前からサービスは課金対象であるということが一般化してきました。
それはこれまで利益の源泉であったハードウエアがカテゴリーキラーの攻勢で、値段が下がり利益を圧迫した結果、これまで内包化されていたサービスが表に出てきたからです。
物流もファストフードもコンビニも、価格競争に晒された中では、利益を確保することは困難になってきています。
適正なサービスには適切な対価を払う。
アタリマエのことですが、なかなか意識改革には時間がかかりそうです。
今朝はここまで!
では、いってらっしゃい!
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